みなさまこんにちは!EvCArS高橋です。
電気自動車について調べていくと、多くの単位が出てきますよね。ボルトやアンペア、ワットなどなど。今回はそのような単位について、また指標にすべき“電費”について解説していきたいと思いますので、ぜひご覧ください。
1. 単位について
電気の単位にはV(ボルト)、W(ワット)、kWh(キロワットアワー)があります。わかりやすい例としてよく水の流れが取り上げられます。Vボルトは電圧で、電気を送り出す為にかける力のことを指します。水が高いところから流れることと同様に、電気も高いところから低いところへ流れるため、電位の落差が大きいほど電圧が高いことを表します。
A(アンペア)は電流、Wワットは単位時間あたりの仕事量を指します。
水車を回す力に例えるとそれぞれ水の流れる量、そして水車を回すための力となります。
kWはWを1000倍に表し(1000g=1kg)、kWhは一時間の総仕事量を示します。
電気自動車のバッテリー容量はkWhで表され、これは消費や充電量を考える際に使います。弊社の在庫車である日産リーフe+ 62kWhのバッテリーを例にとると、このバッテリーは62kWhという電力消費を1時間賄える電力を供給できることを意味します。このリーフの最高出力が160kWですので、満タンの状態から約38分間最高出力を維持できます。
2. 充電器について
充電器の電力はV(ボルト)とA(アンペア)をかけた値で、例えば400Vで125Aなら50kWです。このように充電器のスペックもただ○○級急速充電器ということだけではなく、ボルトとアンペアから計算することも出来ます。
電費とは電気自動車における燃費のことです。同じバッテリー容量を搭載していても航続距離が異なるのは電費が異なっているからということです。
バッテリー容量が小さければ、コストダウンにつながるだけではなく、車両も軽くなります。つまり、ガソリン車の燃費が良い車よりも、電費がよい車=よい電気自動車とより性能に直結しており、良し悪しを判断することも出来ます。
電気自動車を選ぶ際には、バッテリー容量だけでなく電費も比較検討することも大切です。
3. 終わりに
いかがでしたか?何だか小中学生の理科の授業を思い出します。確かに水を例に交えながら授業を受けていた記憶が微かにあります。もしかすると今後も、昔誰もが教わったことの復習になることがあるかもしれませんね。一緒に思い出していきましょう!
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文/営業担当 高橋