皆さまこんにちは!EvCArSカーライフアドバイザー高橋です。
今回はV2H設置について、電気自動車との組み合わせ、そして新たな補助金申請の条件について共有していきたいと思います!
① V2Hについて
近年、EVやPHEVの普及に伴い、バッテリー容量が増大し、家庭用電源として活用する技術、特にV2H(Vehicle to Home)が注目されています。これまでは家→車であったのが、車⇔家と双方でやり取りが出来るようにする仕組みがV2Hです。
② 設置するメリット
V2Hを設置することで多くのメリットがあげられます。
一つ目は200vよりも早く充電が出来るという点です。通常は3kWの出力しか出ないのですが、V2Hがあれば倍の6kWにて充電が可能です。日産リーフ40kWhモデルを例に出すと、これまでフル充電まで半日以上かかってしまっていたのが、最短8時間となります。
実際に運用してみると、充電速度が速いに越したことはありません。
また、現在最も主流なニチコンEVパワーステーションの場合、事前にアンペア数を設定することでブレーカー落ちを回避することが出来ます。(https://www.nichicon.co.jp/products/v2h/about/feature/#feature03)
③ 非常用電源としての役割
V2Hが注目されている大きな理由の一つが、電気自動車をもしもの時の非常用電源として使用が出来るという点です。
特に災害の多い日本において素晴らしい優位性を発揮します。
例えば日産リーフe+(62kWh)であれば約4~6日間家庭の電力をまかなうことが出来ます。
電気さえあれば、空調は確保されますし、ポットでお湯を沸かすことも。
そして、現代の情報収集には欠かせなくなっているスマートフォンの充電残量を気にする必要もありません。非常時においてはいつも当たり前に出来る事が、当たり前に出来る事で、安心感につながります。
(https://ev2.nissan.co.jp/LEAF/V2H/,https://youtu.be/WQou11wbMh )
例えば東日本大震災の際には、約466万戸が停電しましたが、そのうち約80%の停電が3日間で解消されました。
(経済産業省「3月11日の地震により東北電力で発生した広域停電の概要」より)
これはつまり、地震直後に停電したとしても、約4~6日間は車のバッテリーから家庭に電気を供給することができ、そして、電力供給が再開された後は、自宅の電源を使って車のバッテリーを再度充電することが可能です。
このように、電気自動車とV2Hを組み合わせて使うことで、移動手段だけではなく停電時にも電力を確保する手段が増え、災害時の生活の質を維持するのに役立ちます。また、電力供給が復旧した後も、電気自動車のバッテリーを効率的に活用することで、家庭と車の両方で電力を有効に使うことができるという利点があります。
需要が少しずつ増してきた中で、今年度より電気自動車の所有がV2H補助金申請の条件となったのです。
④ 1kWhあたりの導入コスト
電気を貯める、という点においては家庭用置型蓄電池などがあります。一般的には4~12kWhが主流となっており、その価格100万円以上は珍しくありません。
またその容量も多くて一日分の電気のみとなります。
今回は補助金条件に当てはめ、より大容量のバッテリーを搭載したEVを導入した際の、1kWhあたりの導入コストを算出してみます。
まず、前提としてV2Hの設置費用は工事費込みでおおよそ150万円前後になります。
次に、2022年時点において1kWhあたりの蓄電池導入コストは約13.9万円と言われています。
また、導入する電池の容量が多いほどそのコストは低下します。
(三菱総合研究所 定置用蓄電システムの普及拡大策の検討に向けた調査より)
新車にて最も安価な日産リーフX 40kWh 408万円~(EV補助金考慮)を導入した場合、1kWhあたり¥139,500-(¥118,250-)となります。
より大容量の日産リーフe+X 60kWh 525万円~(EV補助金考慮)の場合、1kWhあたり¥112,500-(¥98,333-)となります。
新車の場合、2024年現在もおおよそ平均に近い金額が算出されます。
⑤ 破格の中古EVたち
そこで、中古EV=蓄電池として見てみましょう。
当店の在庫にある2019年式日産リーフe+X 62kWh 乗り出し価格198万円を例にとって算出してみます。
(この時点でコスパの良さにお気づきかもしれませんが、より具体的な数字を見ていきます。)
日産リーフe+X 62kWh 198万円の場合1kWhあたり¥56,129-となります。新車と比べてもそのコストは半値近くへと下がります。
さらに、プロパイロットやインテリジェントルームミラー、BOSEサウンド、寒冷地仕様など多くのオプションが多く付随しており、車としても申し分のないスペックとなっております。
今回新車で算出したモデルにはこれらのオプションが全くない素のリーフとなっているので、その導入コストはより高くなることが見込まれます。
現在当店には3台の日産リーフe+ 62kWhがございます。
V2Hと合わせて導入するならこのモデルが最もおすすめです!
つまり、中古EVを購入すればよりお得に・コスパよくV2Hを運用できるのです!
⑥ 終わりに
いかがでしたか?電気自動車をまだ保有しておらずV2Hをご検討中の方はぜひ!
弊社にて設置工事からご納車まで全てお任せください!
https://www.nichicon.co.jp/products/v2h/about/
最後にV2H機能に対応した弊社在庫をご紹介させていただきます!
【2019年式日産リーフe+X 62kWh ブラック/グレー】
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/AU3904742566/index.html
【2019年式日産リーフe+G 62kWh ホワイト/ブルー】
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/AU5692843749/index.html?TRCD=200002&RESTID=CS211800
【2019年式日産リーフe+G 62kWh ホワイト/ブラック】
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/AU5816257980/index.html?TRCD=200002&RESTID=CS211800
#016 文/営業担当 高橋